結局は医師の経験がものを言う

結局は医師の経験がものを言う

いま日本では、治療のガイドラインを統一する方向に話が進んでいるのですが、ガイドラインを作ることで、現場で起きる全ての治療をカバー出来るわけでもありませんし、ガイドライン通りの治療ですむ場合は、全体の60パーセント程度と言われています。

つまり、医師の臨床経験や技量が重要な点であることにはかわりなく、医師は臨床経験をもとに、EBMのある治療法を選択しています。

ちなみに、薬剤師が管理している薬にかんしても同じことがいえて、新たな薬は毎日の研究で新たにでまわりますし、その使用法などを医師が全て理解しているとも言えません。

その点では、薬剤師が医師の担い手として働く必要があります。
また、近代社会では、インターネットが充実しているので、検索さえすれば色々な情報を手に入れることができ、自分の病気に関する診断や、治療の指標などに関する情報も知ることができます。

正確な情報もありますが、なかには適切さを欠く情報もあり、自分でしっかりと学習しておけば、医師の説明を理解するための助けとなります。

例えば、インターネットではこう記載されていましたが、この点についてはどうなのかと言うような質問もできるようになり、疑問に思ったことは、「こういうことですか?」という確認型の質問ができます。

入院する時の確認事項

外来で受診する時もそうですし、入院したときも患者さんとして積極的に治療に参加する姿勢で対応することが大切ですが、入院の場合は、外来の場合と環境や条件が異なります。

例えば、入院を経験された方は分かると思いますが、入院のシステムは、まず病棟には沢山の医師がいて、病棟には病棟医長や指導医、研修医などがいます。

病棟は1病棟につき50ベッド程度で、2チームに分かれている事が多く、薬剤師は、病棟担当制になっていて、1人で2病棟を担当している場合もあります。

このように多くの専門家が病棟で医療に携わっており、患者さんの状態を把握し、専門性を駆使して治療にあたります。

これをチーム医療と言い、患者さんの状態について各科の医師を集め、医療スタッフと定期的に協議する場を設けています。
入院する時は、チーム医療として動いているので医師や看護婦を選択することは困難ですが、仕方がない事だと思い黙って身を任すというのは良くありませんね。